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徒然日記「晩冬の候 2023」

更新日:2023年2月12日

 2月に入り今日は立春ですね。現在の東京は薄曇り、雲の隙間から陽が差して風も無く、割と穏やかな天気です。北日本や北陸地方では大雪とのこと、ご苦労をお察し申し上げます。


 昨日の節分では皆様も「福は内、鬼は外」と言いながら豆まきをしたり、南南東を向きながら黙々と恵方巻きを食べられましたでしょうか。僕はと言えば、割と信心深いほうですので、ちゃんと日本のしきたりに則りまして、豆まきもやりましたし、恵方巻きも美味しく頂きました。

 ちょっと調べてみました。一説によりますと、鬼祓いに豆が使われるのは、鞍馬山の鬼退治の際、毘沙門天が「目に豆をぶつけるといい」と助言した伝説によるらしいです。鬼の目(魔目)に豆を投げつけることで「摩滅」になるという語呂合わせだったのではないかと言われているそうです。


 今週半ばに師匠の故青山純氏と松山千春さんの東京スタッフのお二方の墓参りに行ってきました。ちょうど墓前の花も枯れかけていたので、近況などぶつぶつと報告しながら良い墓参りが出来たと思います。

 お二人のお墓はどちらも神奈川方面にありまして、その距離は車で20分ぐらいですので、いつも一緒にお参りさせてもらっていますが、この日はだいぶ早起をして午前中に墓参り、その足で寒川神社に参拝、ついでに湘南までドライブ、久しぶりの湘南の海に癒やされました。


 この海を見ていると若かった頃のほろ苦い思い出が蘇ってきて、今だったらもう少し優しく出来たのにとか、タイムトラベラーになって当時の僕に「バカ!そんな時はこうするんだよ」「アホ!もっと下心を隠しなさい」と助言したい・・・などと、しょうもない事を考えながら砂浜を歩く、自称ちょい悪おやじの背中には、きっと深い哀愁が漂っていたことでしょう。あ~、今だったら・・・あの人にも湘南の美味しいうなぎを食べさせたかったな。


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