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徒然日記「桜花の候 2023」

 今週の水曜日22日に東京の桜は満開となりましたが、平年より9日早く、昨年より5日早いらしいです。しかも、五年連続で全国で一番乗りの満開とのこと、近年の温暖化に加えて大都会が出す排熱の影響もあるのだろうと想像しています。


 昨日の東京は冷たい雨で少し肌寒く、今日は曇天ながら気温が25℃近くまで上がり、先ほどからまた雨が降りだして徐々に気温が下がってきました。予報では明日から数日間はまた花冷えとなりそうです。コロコロと変わる寒暖差で体調管理も難しいと思いますが、皆様も風邪などひかれぬようにお気を付け下さい。


 ちょっと前のブログにも書きました、僕の花粉症卒業のその後ですけど、今年の特に多い飛散量では完全卒業には至らなかったようで、先週あたりから鼻水やくしゃみなどの症状が出ました。ただ、以前の辛さを10とすると、3ぐらいにはなっているでしょうか、随分と楽になった感があるのですが・・・・・・一昨日、何気に新聞を読んでいましたら、花粉症に関する興味深い記事がありまして、花粉症の方には喜ばしい記事かと思いますので、そこから少し抜粋して書きます。


 以下、22日の日本経済新聞の夕刊の記事より抜粋。

【花粉症、がん発生リスクを低減】

 花粉症の人では、がんの発症リスクが減る可能性が国内外の研究で指摘されています。特に明るい材料なのは膵臓がんのリスクが低下するという研究結果が増えていることです。


 8つの疫学調査を統合して分析した「メタアナリシス」の結果で、花粉症の人の膵臓がんの発症リスクが、花粉症でないひとの57%まで低下していました。北米、欧州、オーストラリアの一万人以上を対象とした調査で、信頼性の高い結論でした。


 日本でも群馬県に住む約9千人の中高年を対象に行われた調査で、花粉症を発症しているとがんによる死亡率が約半分になるという結果が出ています。


 過剰な免疫反応が起きている花粉症の人では、がん細胞を未然に退治してくれる「免疫監視機構」の働きも強まっている可能性があると思います。嫌われ者の花粉症にもプラスの面がありそうです。(東京大学特任教授 中川恵一)


 如何でしょうか、花粉症の方には希望のある話ではないでしょうか。この記事から僕の場合を推測してみますと、年齢とともに免疫力が低下し、異物に対する過剰な反応も低下することで、花粉症の症状が徐々に収ってきた。それは「免疫監視機構」の働きが弱まったということで、花粉症の症状が軽くなったと一概に喜んでばかりはいられないと思いました。


 今年は、せっかくコロナの憂い無く存分に花見を楽しめるところ、このいまいち残念な天気が憎いと思われる方も多いのではないでしょうか。でも、この花冷えのおかげで桜花が長持ちすることも考えられます。花粉症と同様に物事には必ず二面性があるということでしょうかね。これから花見などに出かけられる方は寒さ対策万全で、暖かくして楽しんでください。

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