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徒然日記 長め「39年の呪縛」

最終更新: 2020年7月16日

東京はどんよりとした曇り空ですが、気温も低めで割と過ごしやすい感じです。


先のブログにも書きましたように右目の白内障の手術一回目が無事に終り、今日は独眼竜みたいな眼帯も外されました。

練習もまだ控えるよう言われてますので、ちょっと曝し系のブログでも一筆したためようかと思います。


早々に脱線しますけど、独眼竜と言えば歴史好きの僕が好きな戦国武将の一人に伊達政宗公がいますけど、なんと誕生日が一緒(向こうは旧暦ですけど)、血液型も一緒(遺骨から判明)で親近感もありまして、仙台青葉城の馬上の銅像や肖像画を見ますと何となく僕に似ている気がしたりします。

今はちょうど髭があるので、まんざらでもないのではないかと自惚れたりしています、笑。


もとい、僕の若い頃の恥部を曝け出す様でとても恥ずかしいのですが、手術の無事を願ってくれたり心配して下さった方もいらっしゃるので、思い切って懺悔するような気持ちで僕の右目がどういう経緯を辿ってきたかを書こうと思います。

(この先、Let It Beでも聴きながら読んでいただければ雰囲気が上がるかも)



僕が19歳の時の話しですので、もう39年も前の話しですが・・・、

当時、僕は高校卒業後すぐに上京、縁あって青山純氏の2代目の弟子となり、山下達郎さんのRIDE ON TIME TourにDrums&Bassまわりのアシスタントとして同道していました。


Tourが年末に九州公演、年が明けて大阪公演というスケジュールでしたので、師匠にお願いして正月を郷里で過ごさせてもらう事にしました。

その正月に僕の母校、日田林工高校の同窓会がありまして、何せ工業系高校の建築科ですから少し元気のいい男どもばかりでして、今はもう時効ということで言うとお酒も入っておりました。


勢いも付きまして「2次会行こう」と移動中に、とても仲の良かった友達が前から来たお兄さんとすれ違いざまに肩がぶつかったとかでもめ事となり、それを止めに入った時に件の右目の負傷となったわけです。

2回止めに入って3回目に止めに入ろうとしたら、どなたか二人組の方に抱えられ引きずられるように現場から引き離されまして、親切にもその方の家で怪我の応急手当をしてもらい、鏡を見ると顔面からTシャツまで血染めでして・・・その後、その家族の方にも勧められるまま自宅に戻った次第です。


その後、正月5日に真っ赤な目のまま大阪フェスティバルホールに入り、6日の大阪公演2日目の本番前にホテル近くの眼科に行ったら、うちでは手に負えないと大病院を紹介され、大病院ですぐに入院しろというのを頑なに勘弁してもらい、7日に帰京して東京での入院となりました。


当時はアナログ時代、達郎さんの「LOVELAND, ISLAND」という曲だけ師匠の後ろに隠れてカウベルを叩いており、それが嬉しくてしょうがなかったのですが、残念ながらその大阪公演を最後に師匠の元を離れる事となりました。

僕の途中リタイヤで初代弟子の阿部薫さんがピンチヒッターをしてくれたり、師匠をはじめ各方面の方々に本当に迷惑をかけたなぁと、今も思い出す度に申し訳無く思います。


東京で入院してすぐに手術の予定でしたが、幾度かの検査をやりながら医者が言うには「手術をしても視力は戻らないから・・・してもしなくてもどっちでもいい」なんじゃそれって感じではありましたけど、結果その時は手術はせずに退院。

以来、これまでに何度か眼科で検査を受けましたけど、だいたいはっきりせずで・・・

2年前にわりと名のある某眼科で検診したときも「右目の白内障が進んでるけど、どっちでもいい」苦笑。


今回、お世話になった眼科の先生はいろいろと良く説明してくれまして、怪我の影響で手術がややこしい割には術後に視力が戻る喜びが少ないかもだけど、このまま放置するよりはやっておいた方が良いだろうと言ってくれましたので僕の腹も決まりました。


取り除く部分が固くデリケートで時間もかかり通常よりは大変だったと先生がおしゃってましたけど、お陰様で一回目は成功と言うことです。

今、僕の右目はレンズが無い状態で、次の二回目の手術でレンズが入る予定です(レンズを縫い付けるらしい、正直ビビってますけど)。

不思議なことにレンズが無い今の段階でも確実に前より明るくなって見やすくなったと感じています。


人に歴史ありでしょうか、大迷惑をかけた師匠、故青山純氏も既に7年前に他界され、今の僕はもう師匠の歳を越えましたけど、ドラムはまだまだ師匠レベルには及びません。

ただ、僕は師匠よりは長い寿命を持っているようなので、どうにか生きている間に追いつこうと思っています。


39年前・・・喧嘩を止めに入ったのだと正義ぶっても詮無しです、今また真っ赤に染まった術後の右目を見て、身体の一部として残った傷よりも、39年間ずっとどこかに引きずってきた心の傷にこれでピリオドが打てそうな予感がしています。

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