7月1日、久しぶりの日比谷野外大音楽堂でのライブでした。前回の野音も季節は夏で甲斐バンドのサポートだったと思いますけど、その時はたまたま涼しくて爽やかな風が吹くような日だったと記憶しています。
今回は午後からも雨マークがずっと並んでいる予報でしたけど、過去の甲斐バンドの野外ライブで雨は無いとという伝説の力でしょうか、時折小雨も降ったようですけど、雨具を着用しているお客さんは少なかったように見えました。
今回のライブは1985年の両国“新”国技館のこけら落としとして開催の「BEATNIK TOUR in 両国国技館」のセットリストを再現です。僕は当時23歳の頃ですし、上京はしていましたが、ネットはおろか携帯電話さえ無い時代ですから、その時のライブのことを知りません。
ただ、その3年後の88年に田中一郎さんが初のソロアルバム「IN」をリリースされた際、その時のオーディションに受かりまして、『INツアー』のサポートドラマーを務めさせていただきました。やっぱり九州の血が呼び寄せるのでしょうかね、今こうやって甲斐バンドをサポート出来ることにも深い縁を感じます。
今回のセットリストにも入っていた一郎さんがメインで歌う「悪夢」という曲、当時の一郎さんのソロツアーでもやっていて、一郎さんのリクエストでドラムのフィルインで始まったらしく、記憶力抜群の一郎さんがこんなんだったと口ドラムで説明してくれますけど、僕の記憶はいまいち曖昧で正確に思い出すには至りません。でも何となく想像するに、きっと当時の僕なら小難しくて小賢しいようなフィルインをこれ見よがしにやってた気がして、ちゃんと思い出すと恥ずかしいかもしれないので、このままにしておこうと思います。
なんと!甲斐バンドは来年が50周年になります。甲斐バンドのお三方も長年サポートをされているメンバーも含め、男達はとっても元気ですので、まだまだこの先も伝説を刻んでいってほしいと思います。