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 『30th Anniversary Yuki Kajiura LIVE vol.#19-Kaji Fes.2023』武道館2days が無事に終了いたしました。御来場いただきましたお客様(貴方)には梶浦ファミリーの一員として心より御礼申し上げます。ありがとうございました。


 ふぅ~、DAY1が24曲でDAY2が36曲、2日でかぶり無しの60曲という、尋常では無いプレイヤー泣かせのメニューでございました。私、本日は完全な廃人と化した身体に鞭を打ちながらブログを書いておりますが、まだ余熱も冷めきれない筋肉の奥の部分からも確かにやり切った達成感と安堵感が伝わってくる気がします。


 10年前の『Kaji Fes.2013』では激しく疲労困憊し、終演後の打ち上げに参加する余力が一滴も残っておらず、ただただ静かになりたいと重い足を引きずって早々に退散しました。

 おそらくその時は、もうこんなライブは出来ない、やりたくないと思っていたはずなのですが・・・忘れっぽいのでしょうか。あれから年月が経ち『Kaji Fes.2023』の計画を聞いた時には、なに~30周年じゃん、いや俺にとっても30年だし、俺がやらずに誰がやる、そこに俺以外考えられないでしょ、とやる気満々の僕がいたのでした。


 しかし、僕もただの忘れっぽい男とは違います。今回は前回から学んだ事を活かしながらいろいろと対策を講じて臨みました。いくつか紹介しますと、先ず激しい曲が続いて親指の爪が剥がれてくる現象を少しでも食い止めるため、アスリート用の爪補強剤でコーティング。夜は質の良い睡眠のためのリカバリーパジャマを着、楽屋履きにもリカバリーサンダル。そして今回とても良かったのはKEIKOが誕生日祝いにくれた酸素マッサージオイル、これのおかげでかなり助かったと思います。お陰様で今回は目出度く打ち上げにも参加させていただくことが出来ました。


 まあ、チームのどの演者もスタッフも『Kaji Fes.2023』で最高のパフォーマンスを見せられるように人知れない努力があったことでしょう。梶ちゃんはこんなに素晴らしく優秀な歌い手達、ミュージシャン達、スタッフ達の長に立ち、国内外の沢山のファンから支持され、30年前の渋谷のライブハウスegg-manでのSea-Sawライブにいた僕は、今の状況が何だか本当に夢物語のように感じられる時があります。


  既に来年のツアー『Yuki Kajiura LIVE vol.#20』も発表されました。また一つ一つのライブをチームで最高を目指しながら丁寧に積み上げていけば、きっと次のKaji Fesがあるのではないでしょうか。その時もやる気満々で臨めるように、先ずは健康を第一とし、今より少しでも進化した演奏を披露したいと思います。




 師走ですね、2023年も残り一月を切りました。東京も朝の気温が一桁台となりまして、布団から出るには思い切りが必要な季節になりました。


 『30th Anniversary Yuki Kajiura LIVE vol.#19-Kaji Fes.2023』武道館2days のリハーサルはかなりハードな内容ではありましたけど、順調に仕上がっております。

 有り難くも一般指定席はSOLD OUT、注釈付きで一階バックステージ席を放出も残り僅かとのことですが、いや~背後から演奏を見られるのはちょっと恥ずかしいですな。

 手書きのドラム譜面とか鼻をかんだ際のゴミ袋とかを見られてしまうのだろうか・・・まあ、何と言っても記念すべき30周年ですからそれも良しとし、ドラムの後ろ側も出来るだけ綺麗に整えておこうと思います。


 師走といえば一昨日の12月3日は師匠の故青山純の命日でした。一番の供養は弟子である僕が元気にドラムを叩いていることだと思います。生前の師匠のレベルに追いつくまで、欲を言わせてもらえば追い越すまで、こつこつと精進して行こうと思います。

 11月が今日で終わります。今月の週末はだいたい日本より暖かい国に居たことの影響もあるのでしょうか、もう明日からが師走だなんて・・・時の流れが早すぎて僕の季節感覚は完全に追い抜かれている気がします。


 只今、梶浦ファミリーは絶賛『Kaji Fes.2023』のリハーサル期間でございます。トータル曲数が多いこともあって、かなりハードになるのは織り込み済みです。その分いつも以上に身体のケアをしつつ睡眠も十分にとっていますので、今のところ僕の体調面はすこぶる好調でございます。


 4リズム+パーカッションでの土台固めリハーサル2日目から予定にも無かった通しリハをバンド自ら志願するという、なんて前向きなバンドなんでしょう。そうです、おじさん達はやる気があるんです。

 まあ、機械とは違う生身の身体ですから、やる気に任せての飛ばし過ぎで息切れしてはいけません。最後まで体力と集中力を維持できるように上手くバランスをとりながらやろうと思います。

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