『Yuki Kajiura LIVE vol.# 17~PARADE~』は昭和女子大学 人見記念講堂2days公演が無事に終了しました。両日とも満員御礼とのこと、ご来場いただきましたお客様に心より感謝いたします、ありがとうございました。
一日目の日替わりゲストはJUNNAさん、二日目の日替わりゲストはASCAさん、大阪に続き、お二人ともフレッシュで可愛くてノリノリで僕達も楽しく演奏させていただきました。僕の中ではAimerさんも入れて、三人様はもう勝手に梶浦ファミリーに入れさせていただきます。
昨日、会館を出る時にKEIKOから呼び止められ「ブログの私の紹介はまだなん?早う書いて」と言われたけど・・・そう申されましても、貴方に関しては膨大な情報量からの選別に時間を要しますので少々お待ちを。(あくまでも僕個人から見たファミリーなのでクレームなしでお願いします)
~シリーズ『僕から見た梶浦ファミリー』第九弾、Bassの高橋“Jr”知治~
僕がジュニアを語る上では、どうしても避けては通れない事があります。僕が歴史・時代小説が大好きな事は知っている方も多いと思いますが、その僕が読んだいくつかの本の中に登場する、日本に実在した人物が、紛れもなくジュニアの曾祖父なのでございます。(この件、ジュニアに承諾を得て書いています)
高橋是清、幕末に幕府お抱えの絵師の子として生まれ、仙台藩の高橋家の養子となり、明治から昭和にかけて日銀総裁、大蔵大臣、総理大臣を歴任し、二・二六事件で青年将校達の銃弾に倒れるまで、今の日本の礎を築くために尽力くされた方でございます。
若い頃はアメリカで奴隷になりかけたり、放蕩の余り芸者さんの三味線持ちになったり、ペルーの鉱山経営に失敗したりと、まさに波瀾万丈の人生でとても面白い人物ですので、皆様も興味がありましたら調べてみてください。
さて、肝心のジュニアについてですが、是清さんのDNAなのでしょうか、物怖じしない明るい性格で梶浦ファミリーのムードメーカー的な存在です。また、絵を描かせるとポップな絵をさらさらと描くところも血筋なのかと思わせます。(先日、フルートの赤木りえさんの誕生日にホワイトボードに似顔絵を描いたのは高橋ジュニア画伯です)
上背もあって豪快な雰囲気に見えますけど、それに乗じて少しきつめに言ったりすると、思いの外凹んでいる繊細な部分もあって、やっぱりそういうところは育ちの良さなのかとも思えます。僕とのリズム隊コンビで多くの梶浦曲の土台を演奏させていただきまして、もう四の五の言わずとも通じ合えるベーシストです。
余談ですけど、海外では食べたいものをすぐにオーダーしてくれるジュニアがいないと僕は食事もろくにできません。イタリアのミラノ育ちでもあり、是清さん譲りの外国人に滅法強いところは、海外では僕の命綱でもあります。
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